========================================== 【 StudioGIWボイスドラマVol.3 ヴァジアルサーガ外伝 〜盲目の結界神・想武〜 】 原作ゲーム:ヴァジアルサーガ〜愚民化戦略〜 原作・脚本:M.Sekiya(StudioGIW) イラスト :住屋昭博 ========================================== 【おまけの回想シーン(子供未月&子供カルナ)】 (大人未月の声でナレーション) 未月    「わたし未月が、想武様の月人になる十年程前……」 【BGM:回想開始】 (皇陰で月人候補生として修行中、幼い二人が出会うシーン。二人とも超可愛い声で) 子供未月  「(アドリブで鼻歌をお願いします)フンフフン♪フンフフン♪フンフフンフフンっと」 子供カルナ 「おい」 子供未月  「フン?」 子供カルナ 「お前は誰だ…、いや待て。ボクは超エリート月人候補生のカルナだ。お前は?」 子供未月  「えっと…、私も、同じ月人候補生の未月です。よろしく、カルナ…」 (カルナ、未月のセリフを遮って) 子供カルナ 「同じじゃない! ボクは超エリートなんだ。        呉宇(ごう)の知龍シュンケイ様の月人になるんだぞ。お前なんかと一緒にするな」 子供未月  「え、う…、み、未月だって! 未月だって八卦の結界神、想武様の月人になるもん!」 子供カルナ 「八卦? あー、お前あそこから来たんだ。じゃあ何れ敵同士だな」 子供未月  「敵同士? なんで? 世界は三百年も平和が続いて、これからも…」 子供カルナ 「ふぅ、これだからお子ちゃまは…、お前、なんにも知らないんだな」 子供未月  「どういうこと?」 子供カルナ 「今、世界中で不穏な動きがある。        ボクの考えでは龍戒(りゅうかい)のソウリュウが扇動してるんじゃないか…、        って何でお前なんかに教えなきゃならないんだ?        こんなヤツが月人候補じゃあ、八卦の想武も大した事ないな」 (未月、怒る) 子供未月  「む」 【SE:ベシッ!(殴る効果音)】 子供カルナ 「ってぇー、何すんだ!」 子供未月  「想武様は何でも知ってるもん! カルナのバーカ!」 子供カルナ 「ば、バカだと! ボクは月人候補生の中で一番の成績なんだぞ! お前なんかに!」 【SE:バコッ!(殴る効果音)】 子供未月  「キャッ! このぉ〜」 【SE:取っ組み合いの喧嘩な音】 二人    「(アドリブで、『うわっ』とか『くっ』、『きゃっ』、『やめろ』など、喧嘩してる感じをお願いします)」 (未月有利で、喧嘩終了) 二人    「はぁ、はぁ、はぁ…」 (二人とも、荒い息使いで) 子供未月  「そ…、想武様を…侮辱するから…」 子供カルナ 「く…、お前は」 未月    「お前じゃない! み・つ・きっ!」 子供カルナ 「ふん! 月人同士が戦っても意味がない。不老不死のボク達に、一対一での勝敗はないんだ」 子供未月  「むぅ…何よ。負けたくせに偉そうに」 子供カルナ 「負けてない! 引分だ! よし、じゃあ、こうしよう。        さっきも言ったように、もう直ぐ戦乱の世となる。だから決着は合戦で付けるんだ!        『兵を駒とし、愚民を飼う』 これがボク達、月人に求められてることだろ?」 子供未月  「兵を駒とし、愚民を飼う…。 わかった。どっちの愚民化戦略が上か…勝負ね。        想武様と未月は絶対に負けないから」 子供カルナ 「ふん。ボクとシュンケイ様だって……」 【BGM:回想終了】 (大人未月の声でナレーション) 未月    「この五年後、カルナは本国からの要請で月人に昇格。        私は、更に五年の修行を積み、八卦の…想武様の元へ…。        そして、あの八卦城での結界戦へと続のです………」 【おまけ回想シーン終了】 ============================ <Vol.3 制作スタッフ>  脚本:M.Sekiya(StudioGIW)  イラスト:住屋昭博  サウンド&編集:翡翠  監修:飛鷹棗&コミックヴェリスチーム <制作協力>  (株)ぷろだくしょんバオバブ <原作・企画・制作>  StudioGIW(スタジオギウ) / M.Sekiya  http://www.studiogiw.com/ ============================